1日5食食べるVtuberのお噺部屋

1日5食食べるVtuberの呟き

幽霊っているのかなあ?

こんにちは、

今日は何を書こうかなあ?

と考えていて、

ふと高校生の頃 不思議な体験をしたのを思い出したので

今日はそれを書こうと思います。

 

その日は雨で、

わたしはうつむき加減で学校へ向かっていました。

家からひたすらまっすぐ歩いて、

20分くらい歩いた先にバス停があります。

 

わたしはいつもそのバス停からバスに乗って、

高校まで45分くらいかけて通っていました。

 

その日の雨は割と静かに降っていて、

空気は刺すように冷たい日でした。

 

少し大きめの交差点に差し掛かった時でした。

 

「○○ちゃん」

 

どこからか、私の名前を呼ぶ声が聞こえました。

誰かに呼ばれたのかと

顔を上げましたが、前には誰もいません。

 

振り返ろうとしたとき、

背中に妙な寒気を感じました。

 

絶対に、振り返ってはいけない

 

そんな気がして、わたしは歩く足を止めました。

 

「○○ちゃん」

 

……もう一回名前が呼ばれましたが、わたしは立ち止まったままでした。

大きな道路沿いの道で、

車は次から次へと行きかっています。

 

わたしは考えた末、

無視することに決めてゆっくりとまた歩き始めました。

それでも後ろから

聞いたことのない声で名前が呼ばれています。

 

バス停に着いて

ちょうどいいタイミングでバスがやってきて、

わたしは急いで乗り込みました。

 

乗ってしばらくしてからは頭の中は学校のことを考えていたので

謎の声のことは

すっかり頭から消え去っていました。

 

 

そして学校の帰り道……。

時刻は夕方6時。

バス停から歩き始めて行きの声のことを思い出しました。

 

でもほかに道はありません。

帰りは雨はやんでいたので、

傘を片手にうつむいて歩いていました。

 

そして例の交差点に差し掛かりました。

ラッキーなことに帰りは周りに人もいて、

声が呼ばれることはありませんでした。

 

これはきっと大丈夫と思った私は顔を上げて

辺りを見回しました。

 

すると交差点の電柱の下に、

きれいな花束が供えられていました。

近くに立て札も立っていて、

歩行者と車の事故があったことが書いてありました。

 

あの声はもしかして、

その事故で亡くなった方の声?

そう思ったら、背中に寒気が。

 

あれは何だったんだろう?

と今でも時々思います。

 

でも振り返っちゃいけないとなぜか思ったのは、

もしかしたら正解だったのかもしれません。

 

みなさんはどうおもいますか?